本年4月からの水質総量規制ではCODに加え、窒素、リンも規制対象となりました。その中で難分解性有機窒素化合物や、他の難分解性有機化合物を含む廃水の処理が問題となっています。
例えば、ジメチルホルムアミド、アクリロニトリルモノエタノールアミン等の有機窒素化合物や有機硫黄化合物、芳香族化合物、水溶性高分子などを含む廃水、高濃度の基質や塩分を含む廃水です。
嫌気好気処理法は、上記の廃水種のように従来の活性汚泥処理法では処理困難、もしくは処理不可能であった難分解性有機化合物(難分解性COD)を含む廃水の処理に適した方法です。
本処理装置は嫌気性処理と好気性処理とで構成されています。嫌気性とは溶存酸素の無い状態の事で、この状態で働く細菌を用いて、主として加水分解等の還元的反応により有機物の分解処理を行います。
嫌気処理によって難分解性有機化合物(難分解性COD)を部分的に分解して、好気性処理へ送ります。そして、好気性処理では標準活性汚泥処理と同様にして、部分的に分解された難分解性有機化合物(難分解性COD)を酸化分解して処理します。
嫌気好気処理法は、従来の活性汚泥処理法と比較して約2倍の処理能力が有ります。このため、汚泥の高濃度化が可能で、容積負荷も向上できます。BOD:10,000mg/l程度の原水まで対応可能です。
また、本処理装置では処理水を嫌気槽に循環させているため、嫌気槽において脱窒素細菌の働きによって硝酸態窒素や亜硝酸態窒素を窒素ガスへ還元する反応が起こります。したがって、廃水中の窒素を80〜90%の高い割合で除去することも可能です。
本処理装置の設置は既存設備の改造で対応可能です。設備新設が基本的に不要なため、設備投資コストを削減できます。

 

 



難分解性有機窒素化合物を含む廃水の処理例
処理方法 COD除去率
(%)
BOD除去率
(%)
原水BOD
(mg/l)
嫌気好気処理 96 99 10,000
標準活性汚泥処理 75 98 2,000



@難分解性有機硫黄化合物を含む廃水

Aアクリロニトリルなどを含有する廃水

Bノニオン系界面活性剤を含む廃水

Cエポキシ樹脂などの水溶性高分子を含む廃水

D既存設備の処理能力増強

E糸状細菌発生による汚泥の沈降性不良対策
上記以外にも各種適用事例があります。是非一度、御相談下さい。

(TOPへ)  (What's newへ)  (製品紹介へ)